【病院...】
「お金かかるだろうなあ。保険の書類やなんかも宿に置いてきているし、面倒なことになりそうだなあ」。しかし、書類などを取りに戻る気力も体力もありません。自力ではどうにもならないと思ったので、病院へ連れて行ってもらうことにしました。そして、何とか立ち上がり、トゥクトゥクに乗り込みました。


緊急帰国前夜3

【倒れた場所から】

一番近いという病院に着きました。未舗装の道の凸凹が、この時ばかりは効きました。トゥクトゥクのおっちゃんが病院のスタッフを呼びに行き、車椅子で出迎えてくれました。病院は、まあまあ大きく、見た目も綺麗。建物の中も清潔な感じがしました。人生初の海外の病院でした。

【しかし】
病院内を観察する余裕などは全くなく、早く何とかしてくれと願っていました。ベッドに寝かされ、症状を聞かれたので「胃痛」「下痢」と言いました。また、吐き気があるかどうかをジェスチャーを交えながら質問されました。私は「多分、食中毒だと思う(チーズだと思っていたので)」としきりに訴えましたが、ほぼ無視でした。

【まずは】
血液検査をすることに。日本と少し違うなと思ったのは、治療をする前にスーツ姿の人が来てどんな検査をするかと、その金額を伝えてくれることです。こちらが外国人だからかは分かりませんが、一つずつ確認を取っていました。例えば血液検査が30ドル、点滴が20ドルみたいな感じです。

【それと】
お腹のエコー(超音波検査:Ultra Sound)もしました。結果を待っている間ベッドで横になっていると、頭痛はするものの歩けるくらいには回復しました。

【血液検査の】
結果が出ました。用紙(写真参照)も説明も全て英語だったため、ほとんど理解できませんでしたが、「良くない数値」の項目が複数あることを指摘されました。
検査結果

【結果の見方(推測)
一番上の「WBC(白血球数)」を例にします。基準値が、4.00~12.00。私の数値が13.69。やや基準値オーバーなので右側のブロックに印■が入っている。そうであるならば、LYM%(リンパ球)の数値は非常に悪いと思われます。なお、この見方は私の推測ですので不正確な部分があるかもしれません。ご了承ください。

【ドクターの見解】
内臓全体が弱っている。特に膵臓(すいぞう)が良くなく、そのせいで何か口にするとお腹が痛むということでした。説明の後、この後に及んで薬で何とかなると思っていた私は「薬を出してください」とお願いしました。

【すると】
そのドクターは呆れた表情で、「何も口にしない方がいい。今は薬が効く体ではない。絶食が一番の薬だよ」と言いました。

【以前から】
健康診断では「基準値外」が何度も出ていたので、多少、数値が悪いと言われても、さほど気にしていませんでした。

【でも】
今回は違うようです。ようやく私は、「結構、重症かもしれない」と気づきました(遅いやん!)。とても心配になって、ドクターに「どうすれば良いですか?日本で治療した方が良いですか?」と質問しました。