人見知り系バックパッカーの旅ブログ『アジアしあわせ特急』

現在、一時帰国中です。アジアとビールと猫が好き。愛読書『世界しあわせ紀行』『深夜特急』『巨流アマゾンを遡れ』。


スポンサードリンク

カテゴリ:その他 > 旅の本・旅の人

【バスの予約】
プノンペンからシェムリアップへ!
前日に宿の近くの旅行会社でバスを予約。
10ドル。
「9:30発だから、ピックアップは8:45ね」と言われ、チケットを受け取る。


【当日の朝】
8:45 ピックアップに来ません~。
もう来るだろう、もう来るだろうと思っているうちに、9:00を過ぎ、9:10、9:20…。
おかしい!これはどう考えてもおかしい!


【相談】
近くにいたトゥクトゥクのおっちゃんに相談してみました。

私「まだピックアップが来ないんだけど〜」
お「え、それはおかしいなあ」
私「悪いんだけど、この旅行会社に電話してくれない?」
(旅行会社は格子が閉まっていました)
お「この時間に閉まってるってことは、今日はここ、クローズだぞ」
私「ええ〜」「マジ~」「困る~」
お「よし。電話してみるよ」
私「ありがと~」

しかし、電話はなかなか繋がらない…。


【おっちゃん会議】
そうこうしているうちに、新聞を売っていた別のおっちゃんがやってきて、あれこれ話しています。さらに、別の友達らしき人もやって来て、ああだこうだ話しています。

会議1

しばらくすると会議の結論が出たようです。
「乗ってけ!バス停まで行く!」と言うおっちゃん。

(どうしよう…。怪しい気もするし…。単にバスが遅れているだけだったら…。もう少し待っていたら旅行会社と連絡とれるかも…)

でも、電話も会議もしてくれたしなー。よし、今回はおっちゃんを信じてみよう!と決め、私はトゥクトゥクに乗り込みました。


【Not good】
しばらくして、バス停に到着。
おっちゃんと一緒に受付カウンターへ行き、チケットを見せます。
言葉は分かりませんでしたが、凄い勢いでまくし立てられました。
おっちゃんを見ると首を横に振っています。

トゥクトゥクに戻ると、「Not good」。
おっちゃんは悲しそうな顔をしていました。
「そのバスは9:00に出たらしい」
「えー。9:30って書いてるのに!?」

もうちょっと粘って、返金の交渉をしようかとも思ったんですが、どうやら旅行会社のミスのようです。ここの受付カウンターに文句を言っても仕方ないし、旅行会社は開いてないし…。


【Let's go】
今日はもう無理かな~、プノンペンにもう一泊かな~と思っているとおっちゃんが、「シェムリアップに行けるぞ!バスがあるぞ! Let's go!」と言います。

再びトゥクトゥクに乗って移動。
本当に11:00のバスがありました!

明日まで待って旅行会社の不正を暴きたい気持ちもありましたが、返ってくるか分からないバス代の10ドルのために、もう一泊の宿代を払うのもなあ~と思い、行くことに決めました!

地元の人が利用する、かなり古めのバス。
10ドルでした。

バス
バスの車内


【Japan is nice】
バスが出発するまでの間、お世話になったおっちゃんにコーラを買って、一緒に飲みました。美味しかった~。お互い、拙い英語でしたが、おっちゃんは日本で服を作る仕事をしていたことがあるそうで、「Japan is nice」と言っていました。

今回は、優しいおっちゃん達に助けられました。本当にありがとう。
そう言えば、チェンマイで道に迷った時には優しいおばちゃんに助けられたなぁ~。


【最後に】
旅にも移動にもチケット購入にも慣れて、正直、油断していました。
この10ドルは「旅の授業料」ということにしておきます。


会議2



ホーチミン博物館を軽く見学。

ホーチミン博物館


出てきた所でシクロのドライバーが声を掛けてきました。
すごく、しつこいおっちゃん。
名前はファンさん

シクロ

断っても断っても悲しそうな顔でついてきて、片言の英語で何やら話しかけてきます。そして、ノートを見せに来ました。そこには日本人が書いたメッセージが!

「この人は怪しくないです」
「親切で楽しい」等々…。

18日
(このページは2012年11月16日と18日)

これを見ると、怪しさが倍増しましたが、特に予定があるわけでも無かったので、少し付き合っても良いかな~と思う。

「ハウマッチ?」
(目を逸らしながら)ファイブ」

う~ん、怪しい!ファイブといっても、5ドルもあれば、5千ドンも、5万ドンもあります。

「ハウマッチ?5千ドン(約25円)で良いの?」
(目を合わせず)OK!ファイブ」

怪しすぎる~。でもまあ、5千ドンでOKって言ったし、ちょっとだけ乗ろうかな~。

「中央郵便局まで」と伝える。
ファンさん人力車、出発~。

10分もしないうちに中央郵便局に到着すると、「ここだよ!写真撮りな」と言って停車。そして、すぐに発車。

ファン1

「えっ?降ろして欲しかったんだけど...どこ行くの~?」
ファンさんは、川やお寺など、近くの観光地を次々と巡ります。

ファン2

私は、「これって、後でお金を請求されるパターンやなあ~。でも5千ドンって言ったし、今日は戦うか!」という気持ちで乗っていました。

ファン3


しばらくして「昼食にしよう」と言うファンさん。「えーそれ、私の支払いだろ~」と思いながら、私も疲れてきたので、しぶしぶ了承。

そして、ファンさんの馴染みっぽい食堂に到着。ファンさんはお店のお客と挨拶?をしていました。値段を聞くと「チープ、チープ!」と言いながら、勝手に注文していました。

まあ、ここまできたので、最後まで付き合います~。

ビールと春巻き、イカリングが出てくる。ビールを一緒に飲み、子どもが3人いること等、雑談を交わします。料理を勧めましたが、流石にそこまでの図々しさはないのか、全く食べませんでした。ファンさんはタバコを吸い、ビールを飲み続けていました。

そして、おもむろに例のノートを取り出し「書いてくれ~」と言ってきました。まあ、ファンさんが悪い人じゃないということは分かったので、

旅ブログ『アジアしあわせ特急』
shiawase2017.com 

と書いて渡しました。ブログの宣伝しちゃいました(^^)


昼食の支払いは結構、高かった!
何がチープだ!

その後、宿の近くまで送ってもらいます。しかし、おもむろに止まるフアンさん。「2時間も3時間もガイドしたんだからチップが欲しい!」ということみたいです。

「ノーノー、始めにファイブって言ったよね?」と言うと、ポケットからラミネートした紙を取り出す。その紙には「1時間50万ドン」。

「ノーノー!始めに言ったからね。ファイブしか払わないよ。ノーノー!」
しぶしぶ無言で漕ぎ出すフアンさん。
 
宿の近くでシクロを降りる。
お金を払う段階で、子どもが3人いるとか、チップが~とか言って、料金アップを求めてきます。

確かに2時間ぐらい乗せてもらったし、5000ドンでは申し訳ないかなーと思えてきたので、5ドル渡しました。それでもまだ言い寄ってきたので、「人のお金でビール飲んだやろ」と言うと、諦めたのか帰っていきました。


【まとめ】
シクロドライバーのファンさんは、悪い人ではなかったけれど、良い人でもなかったかな。でもまぁ何と言うか、憎めない人でしたね。

ファン4




サパ、2日目。

昨日も雨で今日も雨。
宿のドミトリールームで「うだうだ」していると、初老のおっちゃん(以下Hさん)が入ってきました。

声をかけてみると日本人でしたが、「俺はちょっと変わってるから」と挨拶もそこそこに、カバンから「小型の充電式プリンター」と「デジカメ」を取り出しました!

「記念にね」と私にポーズを取らせてシャッターを押したHさん。すかさずプリンターで印刷して写真をプレゼントしてくれました。

二代目プリンター

「俺は色んな所で写真を撮ってきたんだよ。言葉が通じなくても、これをやっておくだけで、その後の待遇がかなり違うんだ」

サパへ来る前は少数民族の村にホームステイしていたようで、その時の写真を見せてくれました。子供たちが何人か集まって、こちら(カメラ)に笑顔を向けている写真がたくさんありました。

「まずは子供からだね。全員の写真を取って全員にプレゼントしたんだ。はじめは嫌がる子もいたけど、撮った写真がプリントされていくのを見ると、みんな目の色を変えるよね」

「プリンターのおかげで大人にも気に入られて、ほら」と自分の袖をまくって腕に巻かれた金と銀のブレスレットを見せてくれました。5,6個ありました。「普通では考えられないだろう」と言いながらHさんは笑っていました。

Hさんの年齢が60代後半と聞いてビックリ。もっと若く見えました。仕事の合間を利用して、中国と東南アジアを中心によく旅行しているとのことでした。

「ベトナムは北も南も主なところはほとんど回っているよ。カンボジアは地方も全部回った。中国もよく行ったね」と、旅行の遍歴や体験を話してくれました。

今回の宿には日本人が私とHさんしかいなかったので、その後、数日間、ほぼ行動をともにすることになりました。

Hさんと話をすればするほど、その「得体のしれなさ(底の深さ、奥の深さ)」に驚かされました。

ある時は若い頃のやんちゃ話
ある時は商売や経営の話
またある時はマスコミや報道の裏話など、話が尽きることがありませんでした。

中卒でサラリーマンをしていたこともあったようですが、転機があり独立して商売をはじめ、かなり儲かっていた時期もあったとのことでした。

あるサービス業の創成期にあたり、止めずに続けていたら今頃、何億と稼いでいただろう等、私の知らない話ばかりで、とても興味深かったです。

夜、一緒に飲みに行くと、儲けるための考え方や、女性にモテる方法等、惜しみなく話をしてくれました。

ただ、話に夢中になっているかと思えば、店の従業員同士の上下関係を鋭く見抜いたり、従業員に写真を印刷してプレゼントしたりする等、まさにマルチプレーヤーな働きもしていました。

それでいてお酒もめっぽう強い。

Hさん「飲んで帰るだけでもいいけど、どうせ遊ぶんなら楽しいほうがいい。私は外国語が全くダメだけど、このプリンターがあるとコミュニケーションも成り立つし、楽しむこともできる。コツもあるんだけどね。色々経験してきているからそれが分かるんだ。君も何か自分にあった方法で新しい遊び方を考えてみるといいよ」

私「うーん、それがなかなか難しいんですよねえ。特技とか何もないですし…」

Hさん「何もないってことはないよ。難しく考えなくてもいい。自分のできる範囲で何ができるか。絶対に何かあるから。次回の旅行ででも試してみるといいよ」

私「そういうもんですかねー。ちょっと考えてみます」

私はコミュニケーションを始める「きっかけ作り」が苦手です。「何かあればいいのになぁ」と思いながら、Hさんの話を聞いていました。

「ベトナムでも、みんなスマホは持っているけど、自分の写真を持っている人は少ないと思うよ。まして我が子の写真など持ってないのでプレゼントすると非常に喜ばれるんだ」

「俺は、一見、嫌がっているような人でも関係なく声をかけるよ。そこから生まれるコミュニケーションが面白いのよね」


屋台で飲んでいた時、隣のテーブルのベトナム人グループに声をかけ、写真をプレゼントするうちに話が弾み「こっちに来て話そうよ」ということになり、隣のテーブルにお邪魔したこともありました。

別のグループからは「この後、コーヒーを飲みに行かない?」と誘われたりもしました。

テーブルを移動してひとしきり談笑した後、Hさんは「よし、いっちょ教えたろうか」と席を立ちました。

ある男性の腕をとって肘を使って固める。その状態で動いてみるように促す。でも、その男性は動けない。

「合気道の技だよ。女の子でも簡単にできるからやってごらん」

ベトナム人グループは大喜び。
「アイキドーゥ」等と言いながら、みんな試していました。そんな時でも、一番おとなしい女の子の写真を撮って印刷したりするなど、気配りも忘れていませんでした。ほんと、凄い人です!

私はベトナム語が少しだけ話せるようになっていましたが、そんな小手先の語学力なんて軽くぶっ飛ぶぐらいの「圧倒的なコミュニケーション力」をHさんは身に付けていました。

出会った時に「俺はちょっと変わってるから」と言ってましたが、Hさんはムチャクチャ変わってる人でした。「旅の人①」の記事に書いた「変人ってマイナスの表現じゃないよ。リスペクトだよ」の話を思い出しました。Hさんは確実に変人です(^^)


現在はラオスのビエンチャンに滞在中。
今日は「旅の休息日」にしているので、ゆっくりと宿でブログを書くことにしました。
ノートパソコン、持ってきて良かった~。

ノートパソコン2万円

タイにいるときの話なんですが、宿で面白い日本人男性から声をかけられました。私の叔父さんと同じような感じだったので年齢は50代後半かなと思います。休暇中らしく、タイに「のんびりしに来た」とのことでした。Tさんという人でした。
(一部、記憶が曖昧な部分がありますが、大筋はこういう話でした。ご了承くださいませ。)


T:バックパッカーかい?

私:はい。仕事をやめて、半年アジアを旅しようとしています。

T:いいねえ。僕も君くらいのとき、リュック担いでアジアを歩いたよ。「地球の歩き方」持ってね。

私:そんなに昔からあったんですか。旅の先輩ですね。

T:いやいや。初めて海外へ出た時は不安でね。「地球の歩き方」通りの宿へ泊まって、「地球の歩き方」を持ってる日本人が集まっている食堂で食事していたよ。旅が長くなると、だんだん「歩き方」から離れていったけどね。

私:じゃあ、移動の情報とかどうしてたんですか?

T:同じような旅をしている人が集まっている所に顔を出して、情報交換するんだよ。ガイドブックには乗っていないバスの情報とか、入国できないと言われていた国がオープンになったとかの最新情報とかが手に入るんだ。

私:そういう話は色んな旅の本を読んでると出てきますが、本当のところ大丈夫なのかなと思ったりもしていました。

T:そうだね。確かに間違った情報も合ったけど、それはそれで面白かったりするんだよ。想い出にもなるしね。

私:そうなんですかぁ~。

T:うん。変な話なんだけど、間違った情報は今でも鮮明に記憶してるんだ。正しい情報はすぐに忘れちゃうけどね。あと、「騙された」とか「病気になった」とかってのも記憶に残るんよね。

私:へぇ~。

T:こういのは「バックパッカーあるある」で、君も半年、アジアを周るんだったら経験すると思うよ。それと、旅を長くする人は色々な人がいるからね。君も色々な旅本を読んで、旅をしている「変人」がいることに気づいてるだろう。

私:はい。ツアー的な旅をせず、ガイドブック以外の旅をする「本の著者」自身が変人ですね。

T:うん。中々、分かってるね。この「変人」っていうのはマイナスの言葉ではないからね。プラスもプラス。リスペクトだね。私なんて、人から「変人ですね」って言われたい願望があったからね。

私:Tさんは確実に変人ですね。

T:ありがとう。君も日本に戻るころには少しは変人になってると思うよ。体に気を付けて、ハプニングを期待しながら旅を楽しんでね。

私:はい。ありがとうございます。



私は本が好きです。

今回の旅も「世界しあわせ紀行」や「深夜特急」に大きな影響を受けました。その他にも多くの本に出会いました。その中のいくつかをこのブログに書いていこうと思います。そうすることで、これまでの自分を振り返ることができるのではないかと考えています。

以下は私が高校生だった頃のお話です。私を本好きにさせた人。それは叔父さんです。叔父さんの部屋の本棚には、旅行記、登山、冒険物等の旅本が沢山ありました。100冊や200冊ではありません。部屋中、本だらけ。最初、見た時は正直、唖然呆然驚愕絶句。「なんじゃ、こりゃ」って心の中で叫んでました。でも、それ以来、私の図書館になってしまいました。


叔父さん:何度も引っ越したから、その度に捨てたり失くしちゃったりしている本があるけど、図書館で借りたのも含めて、アジア関係の旅本と、「一人で」の旅、登山、冒険の本はすべて読んだという自信があるよ。

私:すごいですね。どの本が一番良かったですか。

叔父さん:すぐそこ来るかい?そうだね。やっぱり「深夜特急」だね。

私:どこが一番良かったですか?

叔父さん:いや、それは、君が読んで感じることだよ。僕が感動する所と君が感じ入る所は違うはずだよ。

私:そうですね。旅で「どこへ行ったら楽しいですか」って聞くようなものですね。本、借りてもいいですか?

叔父さん:その通りだね。本は勝手に持っていっていいよ。


という事で、叔父さんの本を色々と勝手に読ませて頂く様になりました。時代的に一番古そうなのは「金子光晴」っていう人の本。ちらっと見たら字が詰まっていて、改行がほとんど無い様なのですぐに戻しました…。アジア旅以外に冒険関係も面白そうでした。

次回からは「一冊の本」を取り上げ、あれこれと書いていきたいと思います。叔父さんに借りた本、自分で買った本も含めてです。どうぞ、ご期待ください(自分でハードルを上げてしまった)。

このページのトップヘ